枯山水3月例会の報告

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枯山水の会3月例会は3月19日にいつもの会場神戸大学東京六甲クラブで10名の参加のもと開催されました。今回は会員の吉村進氏が、「ミャンマー訪問記」と題して写真をもとに亡き父の戦没地での慰霊式に参加した模様をお話しされました。

 

去る29日から15日まで初めてミャンマーを訪問しました。目的はビルマで戦死した父親の慰霊で、ここに至るまで「永遠のゼロ」ではありませんが、なかなか信じられないような話がありました。

父親がビルマで戦死したとは聞いていましたが、あまり気にしなかったというのが本当のところです。父の命日を知ったのも5年ほど前に靖国神社に参拝した「ついでに」ひょっとして祭られているかな?くらいの気持ちで調べてもらったらわかったのです。

昭和53年に母親と兄が、父の戦友だった人に誘われてビルマに慰霊に行きましたが、当時私は仕事で忙しくしており、とても同行できず、また彼らが帰ってきてからも訪問の様子を詳しく聞くこともなく時が過ぎてしまいました。そして母も亡くなり兄も亡くなって私自身も古希を迎えたこともあり、一度是非その地に行きたいと思うようになりました。

そこで色々と調査し、人の手も借りて「全ビルマ会」(会長は94歳のビルマの生き残り)という組織に行き当たりその会のミャンマー慰霊団(私を含めて15名、うち90歳台が3名)にジョインしたという経緯です。

ここに行き当たるまでの話はとてもここには書ききれないので別途纏めつつある拙文を後日参照していただければ幸甚です。

日本を出る時も帰って来る時も45年ぶりとかの大雪で、国内の移動に苦労しましたが、成田前泊などを早めに決めて手配したのは大正解だったと思います。

ミャンマーではメイミョー、サガインヒル、ヤンゴン(ラングーン)の各地での慰霊祭に参加、そのほかせっかくの機会なので若干の観光(ゴールデンロックとチャイティーヨーパゴダ)を取り入れての1週間でした。この観光のお蔭ですっかり都会化しているヤンゴンだけでは分からない地方の暮らしぶりや道路事情、運転のミャンマールールなど結構勉強になりました。

ミャンマーでは新車の輸入関税が300%とのことで、なかなか新車に手が出ないこともあり、日本車の中古車が多く見られます。中古車の輸入関税も、年式などにもよりますが80%から130%という高率で、さらにガソリンが98/L(いわゆる労働者の日給が250円〜300円)と目の玉の飛び出るほどの価格ですから、車を買って維持できる人はほんの一握りの金持ちであることがお分かりいただけると思います。

今安倍首相がミャンマーに力を入れていることもあり、自動車事情も聞いたところ、保有台数は約120万台とのことですが、タクシー(乗用車もあるがトラックを改造して荷台にベンチをつけたものも多い)、トラック、バスなどの中に自家用車らしいものも散見されます。

今は土地の購入はできず、政府から借りるしか手がないので先の不安もあり、外国企業はなかなか投資に踏み切れないとも言っていましたが、2015年の総選挙が行われ民主化が大いに進むことを皆さん期待している様子が話の端々に出てきていました。

もっともっとネタはありますが長くなるのでこのあたりで終えますが、90%以上が仏教徒それも小乗仏教の国ミャンマーの人たちは厳しい戒律もあるのでしょうか、皆さん信心深く、人も好さそうで安心できます。しかし衛生面では今少し発展してほしいし、そちらの分野(水の浄化・供給、環境面の教育など)での日本の協力が急務かと思いました。      (吉村 記)

 

以下吉村氏が披露した写真より抜粋しました。