甲陽大阪43会サルーンだより

 

戻る

第83回例会記録

 

1.        日時   平成26828日(木)18:00〜20:00

2.場所   レストラン モリシタ(梅田新道ビルB1F)

3.出席者  23名

                   敬称略

藤本   石井   今福   大針   岡本

川口   北野   衣笠   栗本   櫻井

鈴木   竹内   長野   中野(正)本庄

檜垣   松原   水谷   南    遊川

渡邊   福山   小林

4.今回のお話

  講師 : 川口 昭さん

   テーマ: 「韓国と韓国語について」

    

長年、韓国語を勉強してきた成果をご披露いただきました。

文法や、仮名のハングル表記法についても興味ある説明がありましたが、煩雑になるので、ここではその歴史にとどめておきます。お配りいただいた資料を勝手に要約しました。    

  ハングルとは

・朝鮮語を書き表すための表音文字で、西暦1446年に創製された。

 使われている地域は韓国、北朝鮮、旧ソ連邦の一部など。

・「ハン」は「偉大なる」の意で、「ハングル」は「偉大なる文字」を意味するといわれるが、「ハン」を「大韓帝国」の「韓(ハン)」とする説も有力である。

・ハングルは一つ一つの文字が音節を表す文字体系で、子音と母音の字母(チャモ)を組み合わせて文字を構成する。

 子音字母は19個、母音字母は21個で、字母の総数は40個である。

  ハングルの歴史

・韓国語は15世紀半ばまで、それを表記する固有の文字をもっていなかった。

 そのため、漢字を借りた表記法である「口訣(こうけつ)」、「吏読(りとう)」

などにより、断片的・暗示的に示されてきていた。

・1446年、李氏朝鮮(朝鮮王朝)第4代国王の世宗(在位1418〜1450)は固有の文字であるハングルの創製を積極的に推し進めた。

・このハングルの古称、あるいはそれについて解説した書物のことを「訓民正音(くんみんせいおん)」という。「民を教える正しい音」という意味である。

・ハングルが創製されるまでは、当時の支配者層である両班における公的な書記手段は漢文であり、中人・下級官吏では吏読であった。

 そのため、ハングルがこれらの階層において正規の書記手段として受け入れられることはなく、その結果、ハングルは大体において民衆の書記手段として広まることになった。

・その後の国王、燕山君(在位1494〜1506)、後継者の中宗(在位1506〜1544)によってハングルは弾圧(ハングル文書の焼却、使用者の処刑、世宗が設立した正音庁の閉鎖など)を受けるが、為政者の意に反して、漢字使用者以外の層で使われていくことになる。

・公文書のハングルの使用は、1894年の甲午改革の一環として「公文書は国文(ハングル)」と定めたことに始まる。

○ 韓国における漢字の使用

  ・大韓民国が成立した1948年、ハングル専用に関する法律が施行された。

  ・1970年、朴大統領による漢字廃止宣言。

         今の57〜58歳以下は漢字教育を受けていない。

  ・1972年、漢字廃止宣言の撤回。ただし小学校での漢字教育は禁止。

  ・1998年、金大中大統領による漢字復活宣言。

            道路標識、バス停留所、鉄道駅の漢字併記が実現した(国鉄は以前より併記)。

 

文責:小林